雲仙観光ホテル〜クラシックホテルの旅〜

私にとっては一番遠いクラシックホテル

クラシックホテルパスポートを手に入れた瞬間に思ったことは、「雲仙は遠いな」ということでした。パスポートをコンプリートするための最難関のように思われました。他のクラシックホテルはなんとか車で行ける範囲なのですが、雲仙は飛行機や新幹線などを駆使していく必要があります。時間もお金も大きな予算となってしまい、ほぼ諦めかけていました。ところが予定外に家族の用事で博多まで行かなかくてはならなくなり、これは「雲仙に行け」というサインと受け取り、思い切って行くことにしました。

長崎空港までのお迎えがあることに感激

ホテルまでどうやって行くのか調べてみると、驚くべきことに長崎空港まで車で迎えにきてくださるということ。片道1時間10分の道のりをわざわざ迎えに来てくださるなんて、本当に感激しました。しかも途中色んなお話や説明をしてくださり、素敵な景色を見せていただきました。空港からホテルに直行できることでかなり気分が楽になりました。

細部まで可愛いホテル

壁紙や家具がちょうどよく可愛い感じで、私的にはかなり好みのホテルでした。クラシックの重厚感がありつつも重すぎず、繊細な感じがあり、とても居心地の良いホテルでした。雲仙観光ホテルのホームページにはハンガリー文化使節団のメゼイ博士という方の「東洋的であり西洋的でありしかもなんら不自然さがない」という言葉が載っていますが、まさにその通りだと思います。東洋と西洋の魅力がお互いを活かす様に混ざり合っているのは本当に魅力的だと思います。まさにそれが私がクラシックホテルに惹かれる大きな要素なのです。

お部屋にクローゼットが沢山あり、長期滞在も快適にできそうです。全部開けてみました・・・・

お部屋のお茶セットも鍵のタッセルもなんか可愛い。

食事は最高でした!

コース料理の全てがとても丁寧に作られていて、美しく最高の食事でした。ダイニングの空間も落ち着く雰囲気でサービスも非常に心地の良いものでした。(こちらのお料理メニューは2年近く前のものです)

デザートがワゴンでくるのも本当にときめきますよね。全部食べたかったけど、本当にお腹がいっぱいでしたのでチーズケーキとコンポートをいただきました。

雲仙地獄

ホテルから歩いて行ける範囲に観光地の一つである雲仙地獄がありました。かなりの量の蒸気が出ていおり独特の雰囲気です。いくつかの悲しいエピソードも残っている場所です。ここを巡るナイトツアーに参加してみました。自分ではこのような場所を真っ暗な中歩くのは不可能ですので、ガイドさんに連れられて夜の景色を見られたのは非常に良かったです。特に夜はホテルの周辺で出かけるところはなさそうでしたので、この様なツアーに参加すると夜時間が充実した気分になりました。

地面が暖かいので猫がところどころにくつろいでいました。

昼間も沢山の猫がこれでもかというほどくつろいでいる様子でした。

昭和10年10月10日10時

帰りもまた長崎空港まで車で送っていただき、素敵な時間を締めくくることができました。人生でもう一度来れたらいいなと思わされました。雲仙観光ホテルは昭和10年10月10日午前10時に営業を開始したそうです。10月10日が記念日の方は記念日にこちらのホテルに宿泊するといういうのもいいんじゃないでしょうか。そういえばうちの両親の結婚記念日も10月10日だったような・・・

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