娘夫婦からの素敵なプレゼント
「誕生日プレゼントとして浴衣の生地を染めに一緒にいかない?」というびっくりするぐらい素敵な提案を長女夫婦がしてくれました。「浴衣の生地を染めにいく」とは名古屋市緑区鳴海にある「有限会社こんせい」さんでやっている「雪花絞り体験」のことでした。なんと1日で一反分の浴衣生地を染めるということです。手拭いを染める短時間の体験とは違って1日がかりのワークショップです。物作りが大好きな私にとっては本当にワクワクするプレゼントであり、娘も一緒に参加するということはさらに嬉しく最高のプレゼントでした。
まずはひたすら折ってアイロン折ってアイロン

午前中はとにかく折ってアイロンして折ってアイロンしての繰り返し。何しろ一反分ですからやってもやってもまだあるという感じです。でも、おしゃべりしながらする作業は本当に楽しかったです。当日はお友達親子も一緒に参加してくれたので、4人で楽しくおしゃべりしながら手を動かしました。あっという間にお昼の時間で一旦休憩。
いよいよ染色
午後もしばらく折りとアイロンの作業をして、いよいよ染色の段階です。
折り方が同じでも染色液への付け方で柄が変わります。一口に「雪花絞り」と言っても本当に色々です。

見本を見せながら説明してくださり、手拭いサイズで練習もさせていただきました。そこから自分が作りたい柄を選んでいざ本番です。ちょっとした違いで柄が変わり見本そっくりにはならないところもまた面白いところです。色も青、赤、紫、黒などなど色々あります。私と娘は黒を選びました。同じ色ですが染色液への付け方が変わることでまた別の雰囲気になるので面白いです。一反分の柄と色ですから、選ぶのも相当真剣でした。

この三角柱の形態のものが一反分の浴衣生地を折ったものです。これをどちら側からどれだけ浸すかによって柄が変わってくる様です。時間はそんなに長くなく、染色の時間はあっという間に終わりました。柄がどんな風なっているのか本当にドキドキの時間でした。
水洗いで柄現る

折られていたものをせっせと開きながら水で洗っているうちに色がどんどん変化していき、柄が鮮やかになっていきます。それが本当にワクワクしてみんなで歓声をあげながらの作業となりました。4人ともそれぞれの柄と色で、お互いの出来上がりを見るのも格別な時間でした。
脱水機にかけて干して乾燥

こうなりました!娘と私のです。同じ雪花絞りで同じ黒で染めましたが、全く違うものになりました。

お友達親子の作品です。これまた本当に美しい出来上がりです。黒一色とは違って2色の色で染めて華やかな感じです。
あっという間に乾燥するので、たたんで作業終了となりました。もう夕方となっており、本当に1日がかりの作業となりましたが、真っ白な布が一反分染め上がり、当日持ち帰ることができるという最高に満足感がある1日となりました。
最高のプレゼントでした。
前述した通り、本当に満足感の高い1日で、幸せな時間であり、最高のプレゼントに心から感謝です。この生地を娘が浴衣に縫い上げてくれるそうなので、それもまた楽しみで、そういう意味で一生忘れられない贈り物となりました。
この素敵なワークショップは2万円で名古屋市緑区の有限会社こんせいさんで行われています。「こんせい 鳴海」で検索するとすぐにホームページが見つかります(https://shiborikonsei.com)。丁寧に説明していただきながら進められるワークショップで、私もまた違う色で参加したいと思ってます。一人でも参加できるようです。お友達や家族と参加するとおしゃべりの時間もまた楽しいものでした。ふるさと納税としても利用できるみたいですよ。