自分でいることの疲労感〜ハロウィンの夜〜

カナダでのハロウィンシーズン。町中がオレンジや黄色や白のかぼちゃでいっぱいになります。白いカボチャはなかなかかわいいです。

それぞれのお家もデコレーションしていたりして、クリスマスの次に大きなイベントという感じです。10月31日には仮装をした子どもたちが「Trick or Treat」と言いながらお菓子をもらいに各家々を周ります。

私も近所の小学校でのイベントに参加したのですが、何が楽しかったかと言えばみんなのコスチュームです。子どもも保護者も様々なコスチュームに身を包んでいました。なんだかすごく楽しそうでのびのびしています。最近は食べ物になっている子も多くて驚きです。今回もホットドックやドーナツになっている子どもたちがいて面白かったです。私はちょっとだけウエンズデイの仮装をしたのですが楽しかった〜。

自分じゃない違う誰かや何かになることで得られる解放感は格別なものです。歴史的にも仮装パーティーや仮面舞踏会は中世から行われていたようで、自分じゃないものになる、もしくは自分とバレないでいられることの魅力は古くから人間たちを虜にしていたようです。(最近の日本のブームだけじゃないんですね)

裏を返せば、「自分で作ってきた自分」や「他人に見られている自分」でいることに疲れてしまっているのかもしれません。生きているだけでいろんなしがらみが増えてきて、人生に疲労感を感じることは誰でもあるような気がします。時々、今の知識を保存したまま生まれ変われたらとか考えることがあります。自分の今の人生の重荷を全部下ろしたい日があるのも認めざるを得ません。だから、仮装はちょっとだけその自分を忘れることができて、その場の楽しさだけに没頭することができるようなものなのかもしれません。

自分でいることの窮屈さや息苦しさをうまく手放して、自分でいることが楽になれればと思うばかりです。私にとってそれはやっぱり「いらないプライドは捨てる」ということでしょうか。そしてもう一つは自分にフォーカスしないということかなと最近思います。

先日読んだトム・ラス著『人生はあなただけのものじゃない』や三浦綾子記念文学館で受け取ったカードの「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである」という言葉からも人生は自分のためだけに生きるものではないということがすごく真理に思えているこの頃なのです。自分以外のために生きようとするとなぜが強い自分になれる気がするのが、なんとも不思議なものです。そんなことを考えたハロウィンの夜でした。

先日行ったアンティークショップでみつけたお化けのピアス。全くアンティークではありませんが800円ぐらいだったのでハロウィン用に買いました。ピアスをのせている金ピカのソーサーは同じところで購入したもの。こちらはオールドノリタケのものでちゃんとアンティークです。

人生はあなただけのものじゃない [ トム・ラス ]

価格:1430円
(2025/11/2 03:14時点)
感想(1件)

最新情報をチェックしよう!