ブルーウィローのエッグスタンド

週末ドライブ旅行

久しぶりにちょっと時間ができたので、3泊4日でカルガリーやエドモントンへ主にアンティークショップをめぐる旅に出かけました。車(私は運転しませんが)での移動はトイレの近い私はちょっと緊張です。

こんな景色がずーと続いていて途中コンビニもトイレも何もない区間が1時間以上続くのです。空が広くて美しいですけど私は常にトイレの心配をしています。途中で日本のドライブインみたいなものがあればいいのですが・・・・

アンティークショップは宝探し

今回はたくさんのアンティークショップに行くことが目的のひとつです。3日間で8つぐらいのお店に行くことができました。アンティークモールはたくさんのベンダーさんの小さなブースが集まっている感じです。それぞれのブースに個性があって興味深いです。アンティークショップへ入る瞬間は本当にテンションがあがります。ハンターになった気分です。ここで何に出会うことができるだろうと考えるとまさにワクワクが止まらないといったところです。今回はできればオールドミントン、ブルーウィローパターンの何か、オールドノリタケ、ダストパンにめぐり逢いたいなあと思っていました。

ブルーウィローパターン

ブルーウィローのパターンとは白地に青色のアジア風の柄が描かれていて、どことなく和食器ぽい雰囲気があります。18世紀後半にイギリスで作られ始めた柄で、複数のメーカーで作られています。中国の悲恋物語がデザインとなっており、柳、二羽の鳥、橋、小舟など決まったモチーフがどのメーカーでも描かれています。私は洋と和のコンビネーションが気に入っていて、チャイニーズツリーやインディアンツリーなどのデザインもすごく好きです。カナダで1年のうちの数ヶ月を過ごすようになって、カナダの柳の美しさに魅了されるようになりました。すごく優雅で、それでいて綺麗にカットされたリボンを纏ったような可愛さがあるカナダの柳。木の下に入ると包まれるような気分になります。風に揺れている姿が見ているだけで気持ちよくなります。

それで今回はブルーウィローを手に入れたくなりました。今回訪れたアンティークショップにもいくつかあったのですが、「どうしても欲しい」と思ったのは意外にもエッグスタンドのブルーウィローでした。しかも日本製!

年代はわかりませんが、ブルーウィローブームの時に輸出向けに日本のどこかの会社が作ったものなのでしょうか。お店の人も全く詳細がわからないようでしたが、「何処製でも何時製でも可愛いからいい」という感じで購入しました。木製の土台と陶器製のトップのコンビネーションが珍しくてとてもいい雰囲気。平皿に比べるとはるかに小さなスペースにお決まりの鳥や柳が所狭しと描かれています。そのミニマムな感じがまた良くてニヤニヤしながら眺めてしまいます。ずっと以前に日本からはるばるイギリスかアメリカを経由してでしょうかカナダにやってきて、また日本人の私の手元にくるなんて。ちなみにエッグスタンドはもちろんゆで卵を置くのに最適ですが、私はアクセサリー入れに使っています。指輪やピアスをちょっと入れておくのに可愛くて重宝しています。

それにしても柳の形が面白いですよね。どのメーカーの柳もこんな形なんですよね。風になびきすぎてる柳という感じでしょうか。これもまた特徴的で素敵です。ちなみに柳の木言葉は「愛の悲しみ」「自由」「努力が報われる」などのようですが、悲恋物語にはぴったりな木なのかもしれません。愛と自由はいつの時代も人が求める大切なものですね。

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