ダチョウとコースターと肩パット

  • 2025年6月27日
  • 2025年6月27日
  • 手作り
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ダチョウがいる

日本人としては驚くべきことだと思うのですが、カナダのファミリーは以前ダチョウを飼っていました。ペットというよりダチョウの卵がビジネスになるので飼っていたというところだと思います。カナダであってもダチョウの飼育は簡単なものではなかったようで、1年ぐらいで手放すことになったのですが、うちからもダチョウが見えていたのです。

朝起きてカーテンを開けると、ダチョウが見えるのです。向こうも遠くから人間を見ているようでなんとなく目が合います。朝起きてスズメが見えるのではなくてダチョウが見えるとは何回見ても笑えてきてしまいます。ダチョウは近くで見るとかなりの大きさで突かれたりしたら大変で怖いのですが、あちらはあちらで怖がりのようで、驚かすとすごい勢いで走り回るので、そっと近寄って写真を撮りました。

ダチョウと肩パットとコースター

突然話が変わりますが、カナダではもし家具に跡をつけたくなければコースターやテーブルクロスが必需品です。なぜなのかわからないのですが、カナダの家具は熱や冷たさに弱く、熱いカップや冷たいグラスを置いておくと、2度と取れない丸い跡がついてしまうことがあるのです。そのためコースターが必需品です。熱い紅茶を持ってテーブルにいき、「コースターがない」からまた取りに行くというのが面倒なので、いろんなところにコースターを置いています。それでコースターがもう少し必要だったところで、服から外したばかりの黒い肩パットが目に入りました。なんとなく厚みがあるのでコースターに使えるかもと考えだしました。そしてその形と黒い色はこれまた目に入ってくるダチョウのボディを連想させました。

ダチョウをスケッチしてコースターに

そこで唐突ですがダチョウのコースターを作ってみることに。いざ作ろうとするとダチョウの詳細が気になりだしたので実物を見ながらちょっとスケッチ。

こんな足の形してるんだなあとか、目が大きくて意外と可愛い顔をしてるなとか、スケッチすると見ているだけでは気にしないようなことに目が止まります。

ダチョウコースター

肩パットを半分に切って、ステッチをしてボリュームをおさえて、毛をつけたり、紐を三つ編みにして足にしてみたり。フサフサの生地は100円ショップのようなところで買ったものです。なんとなくダチョウの形になりました。ダチョウの実物を見る機会がなければダチョウコースターを作ることもなかったでしょう。ダチョウの飼い主に見せたところ、予想以上に喜んでくれて嬉しいリアクションをくださいました。ダチョウとコースターと肩パット、全く繋がらないものが繋がって楽しい時間となりました。

コップを乗せるとちょっと重そうですが、厚みがあるのでコースターとしてはちゃんと仕事をしてくれています。改めて見ると、スケッチした大きな目をもうちょっと表現したらよかったかもと思います。

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