白い恋人といえば、北海道のお土産としてはあまりにも有名で、成田空港など北海道以外でも人気商品となっており、今は日本の代表的なお土産になっているほどです。今回北海道に行ったときに軽い気持ちで立ち寄ることにしたのが「白い恋人パーク」です。私のイメージはちょっと大きめのお店があって、限定品とかがあるのかなというイメージでした。ところがところが・・・
車で向かったのですが、急に大きくて立派なホテルのようなお城のような建物が現れて、これは何かしらーと思っているとまさにそれが「白い恋人パーク」だったのでした。

大袈裟ではなく予想の100倍ぐらい大きくて、まるでテーマパークでした。有料エリアと無料エリアがあり、ちょっと迷ったのですがせっかくきたから有料エリア(一人800円)にいくことに。一歩入ればそこはまさにテーマパークでした。ユニバーサルスタジオのようにキャストのお姉さんがいて映像と技術を駆使してチョコレートの歴史を紹介したり、また建物自体もおとぎ話の中のようなデザインになっていたりととっても凝っていました。

そして工場もしっかりあり、上から白い恋人が生まれていく様子を見ることができます。

もちろん限定品もたくさんです。スイーツを作る体験ができたり、カフェのメニューも豊富でここでしか食べられないもの沢山ありました。写真を撮るスポットもバリエーション多く用意されていました。オリジナル缶をを作ることもできたりします。

なんだかその規模の大きさと雰囲気にのぼせたようになってしまった私でしたが、感動したのは創業者が「白い恋人」を作った時のお菓子にかける情熱がよくわかるパネルでした。そのパネルには創業から現在に至るまでの歴史がわかりやすく書かれていました。その中には白い恋人を作っている石屋製菓株式会社の不祥事について書かれている部分もありました。品質管理の甘さや白い恋人の賞味期限の不正表示などが明るみになり、深刻な経営危機となりました。その際に様々な改善を行い復活し今に至るわけですが、その時のことを隠さず、わざわざ華やかなテーマパークのような場所に記していることに、「うん確かにこれが正しいやり方」と納得させられました。自分の過ちはもちろん正し、その後も忘れず、さらに隠さず、それが2度と同じ過ちを犯さないということにつながっていくんだなあと感じました。自分の過去の過ち、本当に反省していたとしても、やっぱり隠したくなってしまいます。内容によってはわざわざ人に公表する必要もないかもしれませんが、自分の中で無かったことにするのはやっぱり違うよねと思わされました。過ちの正し方はその後の成長に確実にかかわってくるということをお城のような「白い恋人パーク」を見て学んだのでした。

そんなこんなでなんだか感動してのぼせて「すごいね」を繰り返していた私は、普段だったら絶対に絶対に買わないキーホルダーを買ってしまったのでした。せっかくなので、このキーホルダーを見るたびに「何かを作り出す情熱」と「過ちを成長に変えること」を思い出したいと思います。

でもこのキーホルダーやっぱり可愛い。白い恋人パークが可愛く表現されています😍

ロンドンのような時計台までありますよ。
価格:5184円 |